新訂版コナン全集

ピーター・トレメインの「アイルランド幻想」を読み終わって、さあいよいよ「修道女フィデルマ」シリーズのはずだったが、「アイルランド幻想」を読んでいる最中に、手元にあるケルト系の本を読んでいるうちに、なんかハワードの「コナン」シリーズが気になってしかたなくなってしまった。
「新訂版コナン全集」(こちら)は本屋で新刊が出るたびに買ってはいたのだが、どうしても続けて読まないとその世界に入りきれないので、いつの間にか買うだけになっていた。
なので、この際、出ているものだけでも読みとおしたくなった。なのに創元の旧版(ランサー版)(こちら)の2巻をユーズドで買ったりしたりして(笑)
コナン・シリーズは個人的に冒険活劇の印象が強かったが、実はケルト的怪異、幻想のファンタジーであり、さらに(親交のあった)ラヴクラフト的SF要素もあることが今更ながらにわかってくる(読者や編集者受けしなければならない部分は鼻につくけどね)
ちなみに、全6巻中現在は5巻まで刊行されているが、その後けっこう時間が経っている。まさかここに来て中断ということは無いだろうな。
PS.そうなると、既に買ってあったが未読のハヤカワのアンソロジー「幻想と怪奇」全3巻も読みたくなるし、古本屋で創元から出ていた「日本怪奇小説傑作集」第1巻を見つけてしまうし(全3巻)ああ「修道女フィデルマ」になかなか辿り着けない(笑)