プッチーニ「三部作:修道女アンジェリカ」

パターネ指揮 ミュンヘン放送管弦楽団(1987)
アンジェリカ:ルチア・ポップ
公爵夫人:マルヤーナ・リポフシェク(リポヴシェク)

というわけで(こちら)ポップ盤を入手。
本来は、三部作すべてがパターネ指揮で出ていたようだが、現在は「外套」と「修道女アンジェリカ」が単独発売されている。
重みを増したポップの声がこのオペラに実に良く合う。また、ポップと渡り合うメゾのリポフシェクがまた素晴らしい。寡聞ながら知らなかったなこの歌手の事も。
退屈だ退屈だといわれているオペラだが、オラトリオ的に、もしくは「最後の四つの歌」的にに聴けば、充分に感動的だと思うんだが。
ちなみにパターネはけっこうイタオペ系で目にする指揮者だったが、はでではないが、緻密でありながら全体のムードを柔らかく作り上げていて、こういうイタオペもありである。他も聴いてみたい。