ワーグナー「ジークフリート」

朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団(1986)
このオペラは、昔からそんなに面白いと思ったことがなかったのだが、軽快なテンポのせいか、かなり楽しめた。
朝比奈さんの「指環」を聴き始める前は、「管弦楽曲集」の「ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲」のような、悠然たる演奏を予想していたので、実はちょっと期待はずれかな、と思ったのだが、テンポは軽快でも、演奏自体は真摯なので、けっして軽いわけではないので、これはこれで朝比奈さんらしい演奏だと思う。