合本版・火星シリーズ 第1集「火星のプリンセス」 エドガー・ライス・バローズ

何回か書いているが、SFを読み始めの頃は、スペース・オペラヒロイック・ファンタジー等は、子供心にも敬遠していた。
この「火星のプリンセス」から始まる「火星シリーズ」も「幽体離脱で火星へ?重力の違いでスーパーマン?そんなものはSFの風上にも置けん!」とてんで読む気もなかった。
ドラえもんでのび太が重力の小さな星に行ってスーパーマンになる話があるが、実はこっちが元ネタなのだった)
(火星シリーズといえば子どもの頃、ムアコックの火星の戦士シリーズ「野獣の都」は松本零士のイラストに惹かれて買ってしまった・・・(汗)読後に当時は後悔した(笑))
しかし、最近はハワードのコナンも読んだし、レンズマンも読んだし、昔ほど嫌悪感が無いし「ジョン・カーター」として映画化もされたし(爆)まあ、買ってみようかと。
一時期書店でよく見かけたこの合本版だがとんとお目にかからない。映画化ということで、「火星のプリンセス」の新装版も出ているが、古いイラスト付きの合本版を通販で入手した。ちなみに第2集以降は、作者がいったん終わらせたものを出版社の依頼により続けたという経緯があり、とりあえずは第1集の3作で充分というのが定説。
しかし、買ったら満足してしまう性質(たち)は相変わらずで、読む予定はまだ立っていない(笑)