グリーグの管弦楽曲

グリーグ管弦楽曲
ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団
味も素っ気もないタイトルで損をしているんじゃないか?という、ある意味もったいないグリーグ管弦楽曲。日本人好みのサブタイトルでもついていれば、もっと人口に膾炙していたのでは?

交響的舞曲(全4曲)
結構大規模で、
「ルドヴィク・マティアス・リンデマンが採譜した民俗音楽のアンソロジーに依拠している」
とのことで、なかなかに泥臭く、かつドラマティック。

古いノルウェイの旋律と変奏
タイトル通り旋律と変奏で19の部分に分かれているが、全体として1曲になるように構成され、最終的に盛り上がる、大変抒情的で感動的な音楽で、作曲技法の習熟さを感じさせる。

4つのノルウェイ舞曲
民族的な開放的舞曲ではあるが、なんか「プレ・シベリウス」的な感じを受ける部分もあリ、一筋縄ではいかない。

2つの悲しい旋律
2つのメロディ
2つのノルウェーの旋律
上記はすべて弦楽合奏であるが、もう半端なく「哀愁そのもの」で。一聴の価値あり。