モーツァルトの協奏交響曲 K364

モーツァルト 
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲  K364
ピアノとヴァイオリンのための協奏曲
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための協奏交響曲
ブラウン指揮 アカデミー室内管弦楽団(1991)
ブラウン(vn)今井信子(va)オートン(vc)シェリー(pf)

先日のシェリングモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲が収録されているBOXに入っている曲である。
K364は、いわゆるヴィオルトーゾ的な協奏曲ではなく、タイトル通り交響曲的な深みがあり、第2楽章の哀愁は只事ではない。
ヴィオラの音がヴィオラっぽくないなと思ったら、下記のような事情があるとのこと。

以下ウィキペディアより
この曲では、モーツァルトは独奏ヴィオラは全ての弦を通常より半音高く調弦すること(スコルダトゥーラ)を指定している。独奏ヴィオラパート譜変ホ長調の半音下のニ長調で書かれている。弦の張力を上げることにより華やかな響きとなり、更にヴィオラが響きやすいニ長調と同じ運指になることで、地味な音色であるヴィオラがヴァイオリンと対等に渡り合う効果を狙ったのである。

残りの2曲も聴き応え充分で、まだまだ知らないモーツァルトがいっぱいあるのだな。