光瀬龍とUFO目撃談

光瀬龍とUFO目撃談
百億の昼と千億の夜」等で知られる光瀬龍は、若い頃よく読んだものである。
何年か前に復刊した時にけっこう買っていたが「宇宙のツァラトゥストラ」が復刊していなかった。表紙を見ると、読んだような記憶はあるが定かではないのでユーズドで買ってみた。
さて、ここまでが前置きで、作者自身の後書きによると、作中に主人公の子供時代の体験としてUFOの目撃があるが、これは作者自身の実話だとあった。
これを読んで思い出したのだが、実は私もUFOを目撃したことがある。文字通り未確認飛行物体で、いわゆる「空飛ぶ円盤」では無いのだが。
20歳ぐらいの時、埼玉の私鉄沿線に住んでいたのだが、2階建てのアパートは線路のすぐ脇に建っており、ドアを開けると200mほど先にすぐ駅と駅にくっついたその私鉄系列のスーパーが見える。
朝だか、昼だか、夕方だかも記憶が無いのだが、ある日ドアをあけて部屋の外にでると、そのスーパーの建物の上に銀色の球状のものが浮かんでいた。
スーパーなので(大きさもそのぐらいに見えたのだが)宣伝用のアドバルーンかとも思ったのだが、ロープも宣伝のバナーも無い。
「まさかUFO?」と思った瞬間、まるでこちらの気持ちを読んだかのように「ギラッ」と輝いて、一種で消えてしまった。ちょうど球体の淵の線が一回転するような光りかただった。
そして、何年か後に、今度はアパートから駅へ向かう一本道で、まったく同じUFOを見た。やはりギラリと光って消えてしまった。
その後何があったわけでもないのだが、確実に「未確認飛行物体」ではあったと思う。
もしかして、このブログを書かせるために「宇宙のツァラトゥストラ」を読ませられたのか・・・・?
ちなみに光瀬龍氏は、17歳から20歳までの三年間、岩手県胆沢郡前沢町(現・奥州市)に疎開していたことの事、東北に縁があった人なのだとは知らなかった。
PS.「消えた神の顔」という短編集を読み直したら、光瀬龍がUFOを目撃した実話が「私とUFO」という作品に書かれていた(大汗)