フリッチャイのバルトーク

フリッチャイ・コンダクツ・バルトーク コンプリートRIAS録音集1950-53
フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団
フリッチャイがRIAS交響楽団を振った放送用音源が3CDにまとめられたもの。
「管弦楽のための協奏曲」は無いが「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」はある。
他は、協奏曲が主体だが「カンタータ・プロファーナがうれしい(が、フィッシャー=ディースカウだ)
 

バルトーク弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団(1952)
というわけでまずは「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」を聴く。
なんとまあ凄絶な演奏であろうか、フリッチャイらしく丁寧な演奏の上で凄絶である。
そして、その凄絶さが逆に圧倒的な普遍性を持って迫ってくる。これは今まで聴いた中で一番感動的なバルトークかもしれない。
「かかし王子」や「中国の不思議な役人」も録音してほしかった!