バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番 ヴィオラ協奏曲 ピアノと管弦楽のためのラプソディ

バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番
ギル・シャハム(vn)
ブーレーズ指揮 シカゴ交響楽団(1998)
ティボル・ヴァルガ(vn)
フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団(1951)
先日、メニューインフルトヴェングラーで聴いているのだが、さすがにこれだけバルトークを聴いてきていると、この曲がバルトークがアメリカに渡る前の、もっとも脂ののった時期の傑作であることがわかる。まだ聴き比べて優劣をつけるほど聴きこんでいないので、先日のフルトヴェングラーも含めて、どれもいい、としか言えないな。

バルトーク ヴィオラ協奏曲
バシュメット(Vla)
ブーレーズ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2004)
「ピアノ協奏曲第3番」同様にバルトークの絶筆で、オケ編曲はほとんどシェルイティボールによる補筆とのこと。
しかし、フレーズとしてのバルトークは充分に楽しめる。ヴァイオリン協奏曲第1番と同様に、それで始まり、気持ち悪い対位法や、5音階の民族音楽的フレーズが実に心地よい。

バルトーク ピアノと管弦楽のためのラプソディ
アーンドル・フォルデス(P)
フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団(1951)
バルトークが20代前半に作曲した大作(20分)である。ロマン派の影響の残るアグレッシヴな意欲作で、逆にバルトークの新しい魅力として聴ける。