ヘンリク・シェリングのバルトーク バイオリン協奏曲第2番

バルトーク バイオリン協奏曲第2番
ベルナルト・ハイティンク指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1969)
ヘンリク・シェリングバルトーク バイオリン協奏曲第2番は、実は単独では入手しづらいのだが、なぜかデイヴィス指揮コヴァセヴィチ(pf)のバルトークピアノ協奏曲全集とのカップリングで廉価で出ていた。これだから、細やかなチェックは欠かせない。
埋め草はハイティンクの「管弦楽のための協奏曲」だが、ここは「ラプソディ」あたりを収録して欲しかったところ。
さて、これがバルトークかと思うほど、明朗かつ軽やか、そしてしなやかである。一聴すると、バルトークらしくない演奏に聴こえるが、これはこれで、バルトークの別の魅力と捉えたくなるほど、素晴らしい演奏だと思う。