小川典子のムソルグスキー「展覧会の絵」(自筆譜使用)とオペラのピアノ・オリジナル版

ムソルグスキー展覧会の絵」(自筆譜)
小川典子(pf)(1997)
ピアノ版の「展覧会の絵」は、アナログ時代に買ったワイセンベルグ盤で満足していて、CDになってもそれを買っていた。
小川典子ドビュッシーの他に何があるか調べていたら、「展覧会の絵」が評判が良く、また自筆譜使用とのことで買ってみる。
全体にしっとりとした演奏で、こういう「展覧会の絵」は実に新鮮である。
展覧会の絵」自筆版等については下記のサイトをご参照ください。
http://www.geocities.jp/qqbjj485/XPX/X-k-piano.htm
http://www.numakyo.org/c_pic/6.html
しかし、実はこのCDの売りはオペラのピアノ・オリジナル版かもしれない。
「ボリス・ゴドゥノフ」「ホヴァーンシチナ」(未完)「ソロチンスクの定期市」(未完)から何曲かの、オーケストレーション前のピアノ譜で演奏されているのだが、これが面白い。
ムソルグスキーと言えば「展覧会の絵」「禿山の一夜」そしてリムスキー=コルサコフ版の「ボリス・ゴドゥノフ」をさらっと聴いたぐらいなので、他の曲がきけるのがありがたい。
ちなみに「ボリス・ゴドゥノフ」はデアゴスティーニでオリジナル版のDVDを買ってはいるが、3時間40分ということで、未だにしり込みしている(汗)