A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙製造者」

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙製造者」(1953)
いかにも古いSFらしい大仰なタイトルに苦笑してしまうが、お得意の主人公も読者も五里霧中のジェット・コースター・ノベルで、最終的にはこれもお得意の円環形式のタイム・パラドックスもの。読み終わってみると、そんな感想を持つが、ラスト近くの展開はかなり面白かった。