ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」(イタリア語歌唱)

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」(イタリア語歌唱)
ボーゴ・レスコヴィチ指揮 RAIローマ交響楽団(1973)
ニコライ・ギャウロフ(ホヴァーンスキー公)
チェーザレ・シエピ(ドシフェイ)
フィオレンツァ・コッソット(マルファ)
ヴェリアーノ・ルケッティ(アンドレイ)
ルドヴィク・スピース(ゴリーツィン公)
ジークムント・ニムスゲン(シャクロヴィートゥイ)
エレナ・スリオティス(スサンナ)
ミエッタ・シーゲレ(エンマ)

本来ならイタリア語歌唱のこの盤は購入するはずはないのだが、このオペラを気に入ってしまったので、馴染みのある歌手で聴きたくなった。わが永遠のドン・ジョヴァンニ、シエピ御大がドシフェイとなれば、これを聴かずにおれようか(笑)御大と書いたが、この時まだ50歳。
しかし海賊盤である。モノラルかつ若干音がよろしくないのはしょうがない。なので使用版もはっきりとはクレジットされていないが、第2幕牧師の場があるのでショスタコーヴィチ版であろう。ただしラストは行進曲で終わる。
歌手陣はシエピが聖職者にしては多少俗っぽいのはご愛嬌、ギャウロフもコッソットもまだまだ若々しい。他も豪華である。意外にもイタリア語歌唱はあまり気にならない。
「ホヴァーンシチナ」はこれで一段落だが、ここまで一つのオペラを気に入るのも久々なので、ハイキン盤から聴きなおしてゆくかな。