ストコフスキーの「春の祭典」2種

ストラヴィンスキー「春の祭典」
レオポルド・ストコフスキー指揮 フィラデルフィア管弦楽団(1929 1930)
レオポルド・ストコフスキー指揮 フィラデルフィア管弦楽団(1939)
1939年の演奏は、ディズニー・アニメ「ファンタジア」のもので、久々に聴きなおした。
あまり原曲の雰囲気が感じられない軟弱な響き、かつ原曲カットと編曲で、昔はあきれたものだったが、アニメ制作側が音量をいじったりしている跡もわかったりして、これはストコフスキーを責められない。
その証拠に1929 1930年の演奏は、しごくまっとうだからだ。
以前にも書いたが、ストラヴィンスキーはアメリカでの著作権が当時なかったために「春の祭典」のカットや勝手な編曲に文句をつけようが無く、この「ファンタジア」がきっかけで改訂版の制作にとりかかった、とはウィキペディアの言。