モーリス・ルブラン「虎の牙」

モーリス・ルブラン「虎の牙」
この作品が、一応ルパンシリーズの時系列的には最後の作品になる。この後に執筆された作品は、時系列的にはこれ以前の話になる(後出しの「ルパン最後の事件」「ルパン最後の恋」がどの時系列になるかは今のところ知らない)
そういう作品だから、というわけでもなかろうが、かなりの長編だが、ミステリー色満載。
棺桶島では、見事に話をひっくり返して見せたが、ここではその見事な「ひっくり返し」が2度も三度も起こる!もしかしたら、ルパンの長編随一の傑作か?