ストラヴィンスキー「春の祭典」各種 その2

ストラヴィンスキー「春の祭典」
エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1989)
この指揮者は初めて聴いたと思っていたが、ヒラリー・ハーンシベリウスのヴァイオリン協奏曲の指揮者だった。フィンランドの指揮者なのにシベリウスの交響曲全集が無い。
さて、最初は細部を解剖するような丁寧な演奏に新鮮さを感じたが、いきなりテンポが速くなって軽々しい演奏になる。そしてまたいきなりテンポが落ちる。こういうテンポ差がある「春の祭典」は嫌いだ。

ストラヴィンスキー「春の祭典」
マイケル・ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコ交響楽団(1996)
こういうのを「現代的な春の祭典」というのかもしれないが、私に言わせれば単なる腑抜けた演奏だ。

ストラヴィンスキー「春の祭典」
リッカルド・シャイー指揮 クリーヴランド管弦楽団(1985)
最後になってしまったが、ストラヴィンスキー管弦楽BOXである。
同じクリーヴランド管弦楽団だからなのかもしれないが、ブーレーズ盤に非常に良く似た印象がある。が、かなり角がとれた演奏。