ストラヴィンスキー 交響詩「うぐいすの歌」

ストラヴィンスキー  交響詩「うぐいすの歌」
リッカルド・シャイー指揮 ベルリン放送交響楽団(ベルリン・ドイツ交響楽団)(1984)
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団(1956)
ストラヴィンスキー指揮 コロンビア交響楽団(1967)
オペラ「夜鳴きうぐいす」(アンデルセン:「小夜鳴き鳥と中国の皇帝」による)から題材をとって交響詩に構成しなおした曲。
これも「ペトリューシュカ」並みにいい曲だ。しかし(これはペトリューシュカにも言えるが)「春の祭典」があまりにも巨大なので、ちょっとでも「春の祭典」に似たフレーズや展開があったりすると、すぐさま「春の祭典」を思い出してしまうのは、いたしかたないところか。
シャイ―盤はより精緻で、ライナー盤はよりアグレッシヴ、かつ抒情的で、演奏時間はシャイ―盤より長くなっている。ストラヴィンスキー盤は一気呵成で、最もテンポが速い。