シン・リジィについて

シン・リジィについて
シン・リジィというハード・ロックバンドは、名前は知っているし、もしかしたら何かの曲を聴いたことがあったかもしれない。
しかし(こんな事を言ってはなんだが)リーダーかつベース&ボーカリストのフィル・ライノット(昔はフィル・リノットといわれてた)のビジュアルが苦手で、聴かず嫌いだったことは否めない。
まず、アフロのような髪と中南米系のような顔で「ほんとにハード・ロック?」等と思ってしまった。
また、時代とはいえ、ぴっちりジーパンで股間を強調、というのも・・・・
次にベースであるが、ピック弾きはいいのだが、ストラップが短めでかなりベースが高い位置で、ブリッジ近くで弾く。
ピック弾きでブリッジ近くでゴリゴリ弾くやり方は、ピックの弦のあたる角度からして確かに高い位置の方が安定した弾き方であることは、同じピック弾きベーシストとしてよくわかる。
しかし、この高い位置のブリッジ近くのピック弾きベースは、個人的美的基準からすると、とてもかっこ悪いのだ。(同じ高い位置でのピック弾きベースでも、ザ・フーのジョン・ジョン・エントウィッスルだと、マイクの上で弾くので、これはかっこ悪く見えない)
まあ、そういった個人的な勝手な基準で、シン・リジィに興味を持てなかったのだが、先日、ハード・ロックファンの友人と話をしている時にフィル・ライノットのボーカルもいい、という話をされた。
それで、ちょっと調べてみたら、アイルランドのバンドではないかっ!ケルトだ!!
こうなると現金なもので、興味がわいてきてしまう(なんて勝手な男)
幸い、最盛期のスタジオ盤BOX(6CD)とライブの名盤と言われる 「ライヴ・アンド・デンジャラス」を廉価で見つけたので、買ってみることにした。
ちなみにBOXの6枚目に参加しているギタリスト、ゲイリー・ムーア北アイルランド)が同時期にフィル・ライノットの協力で出したソロアルバムからのヒットが、先日のオリンピックで羽生結弦のSPで使用された「パリの散歩道」