ラフマニノフ 交響曲第3番

ラフマニノフ 交響曲第3番
ゴロワノフ指揮 モスクワ放送管弦楽団(1948)
ゴロフスチン指揮 モスクワ交響楽団
ゴロワノフ指揮はラフマニノフBOX、ゴロフスチン指揮はラフマニノフ・コレクション。
ラフマニノフと言えば「保守的」であるが、この曲はある意味大変20世紀的音楽である。アグレッシブなリズムもさることながら、何よりも映画音楽みたいな部分があるのだ。ジャズの影響もそこはかとなくあり、アメリカに移住した事の影響がみられるのかもしれない。そういう意味ではラフマニノフの一般的イメージとは違う作品である。この方向を突き詰めた作品をもう1曲ぐらい聴きたかった気もする。
ゴロワノフ盤は迫力満点だが、さすがに音が悪い。
ゴロフスチン指揮は、しっとりとしたいい演奏だが、その分映画音楽的華やかさが犠牲になっているのが残念。

ラフマニノフはこれで一段落。