ショスタコーヴィチのBOX

ショスタコーヴィチのBOX
バルトークストラヴィンスキーラフマニノフアルバン・ベルクプロコフィエフ(これからだが)と来たら、最後はショスタコーヴィチで締めなくてはなるまい。
たぶん、一般的に「クラシック音楽」として広く聴かれている曲を作曲した、最後の作曲家であろうと思う(ジョン・ケージはまた別ものとして)
ショスタコーヴィチは世代的にストラヴィンスキーラフマニノフプロコフィエフといったロシアの先輩達と違って、亡命のチャンスが無く、生涯ソ連の体制の中で作曲を続けた。
なので、書きたい曲を書けないなど、さまざまな困難があったろう(というか、あったのだが)しかし、プロコフィエフの時にも書いたが、彼が資本主義社会の中で、生涯クラシック音楽を書き続けることができたか、というと、これもまた疑問だ。ソ連であったからこそ、クラシック音楽の作曲家としての人生を全うできたのかもしれないからだ。
というわけで、現在入手可能なショスタコーヴィチのBOXである「ショスタコーヴィチ・エディション(49CD)」と、名演として名高いロストロポーヴィチによる交響曲全集、さらに、BOXになぜかオペラ「鼻」が収録されていなかったので、ロジェストヴェンスキー盤をユーズドで入手した。