プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番 交響曲第2番

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番
ウォルター・ヘンドル指揮 シカゴ交響楽団(1960)
ヴァン・クライバーン(pf)
リヴィング・ステレオBOXである。
プロコフィエフのピアノ協奏曲は、この3番に先立つ1番、2番が、アグレッシブなモダニズムかなりの評判をとったらしいが、今回は手元にある音源に無いので(あえて買うほど思い入れも無いので)聴かない。
さて、抒情性やモダニズム等、さまざまな面のバランスよく、演奏機会が多いというのもうなずけるが、その分、個人的にはまとまり過ぎの感はある。

 

プロコフィエフ 交響曲第2番
コシュラー指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1980)
ゲルギエフ指揮 ロンドン交響楽団(2004)
スキタイ組曲あたりのアグレッシヴなリズムの第1楽章と、対位法の面白さの第2楽章からなる交響曲で、シベリウスの後期の交響曲のような、聴き手を拒むようなストイックさが、逆に個人的には好ましいが、そのせいか、初演の評判は散々だったらしい。
ゲルギエフ盤は細部をえぐるような演奏だが、その分コシュラー盤より曲の流れが悪いか。