ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番 交響曲第12番

ショスタコーヴィチ  チェロ協奏曲第1番
ロジェストヴェンスキー指揮 ソ連国立交響楽団(1961)
ロストロポーヴィチ(Vc)
ポリャンスキー指揮 ロシア交響楽団(1997)
イヴァシュキン(Vc)
1959年作曲とのことで、私が生まれた年だ。本当に現代の作曲家だったということが改めてわかる。
長めのカデンツァが独立した楽章になった4楽章形式であるが、ほどよくキャッチャーで、ほどよく気持ち悪く(いい意味で(笑))ほどよく深い。この頃のショスタコーヴィチの作風なんだろうか。
ロストロポーヴィチは指揮者としては私と馬が合わないが、本職はさすがに一時代を築いただけあって凄いな。ロジェストヴェンスキーはヴォリュームコントロールが抜群で、やや音の悪いライブ音源だが、これは名演の部類ではないか。

ショスタコーヴィチ  交響曲第12番「1917年」
ロストロポーヴィチ指揮  ワシントン・ナショナル交響楽団
バルシャイ指揮 ケルン放送交響楽団
レーニンによる十月革命を題材とした、11番同様の交響詩的な標題音楽とのこと。
なので、11番同様の楽しみ方をすればいいのだが「人類の夜明け」と名付けられたフィナーレ楽章の「社会主義万歳」的なフレーズに、ちょこちょこ不協和音になる裏メロがからむところは、やはり5番同様のしかけがあるのかもしれない。