篠田真由美「龍の黙示録」

篠田真由美「龍の黙示録」
もう随分前であるが、書店で「東日流妖異変-龍の黙示録」という文庫を見かけた。
「東日流」ときて「龍」となれば、興味を持たずにはいられない。で、「龍の黙示録」シリーズの第2作だという事を知って、1巻を共に購入していたのだが、勝手に古代史ものかとおもったら吸血鬼(不老不死人?)ものだ、ということがわかって、まあいつか読むかな、と思ってそのままになっていた。
そして約10年(汗)久々に調べたら、全8作でめでたく完結した模様、この際だから読む事にした・・・・っていうか、いつもながら尻が重い人だ。
さて、いまさら通常の吸血鬼ものではない、とは思っていたが、かなり面白い。クライマックスの変身(いや真の姿)は、予想はしていたがそれでもびっくりした。
気になるのはイエス・キリストとの関連で、これからの描き方がどうなるかわからないが、安易な展開でがっかりさせてほしくない。