イエス「ドラマ」（1980）
ジョン・アンダーソン、リック・ウェイクマンの脱退という事態に、まさかの「バグルス」丸抱えという奇策で発表されたアルバム。
「トレヴァー・ホーンの声がジョン・アンダーソンそっくり」という情報を前もって知っていても、やはりこのそっくりさ加減には驚かされる。（アルバムが進むにつれ、違いも出てくるが）ジョンと同じような声がこの世にもう一人存在するのだ、というのはやはり驚異だ。
「バグルス」テイストの導入による「プログレ再生」という意味で、個人的にはかなり気に入ったのだが、当時の評判はよろしくなく、イエスは活動休止期間に入る。
まあ、当時はプログレは何をやっても（たとえアルバムの出来は良くても）ダメだった時代だったなあ。
