レオンタイン・プライスの「蝶々夫人」

プッチーニ  「蝶々夫人
ラインスドルフ指揮 RCAイタリア歌劇管弦楽団(1962)
蝶々夫人:レオンティーン(レオンタイン)・プライス
スズキ:ロザリンド・エリアス
ピンカートン:リチャード・タッカー
シャープレス:フィリップ・マエロ
ヤマドリ:ピエロ・デ・パルマ
ボンズ:ロバート・カーンズ

リヴィング・ステレオBOXのオペラである。
レオンタイン・プライスの全盛期、かつ他の歌手も間然するところがない。
やはり非イタオペ的なラインスドルフだが、以前書いたヴェルディの「仮面舞踏会」
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2011/12/01
と同様、こちらは成功例、のびやか、かつドラマティックである。
これは標準盤としての価値はある。
あえて言うならば、プライスは十代設定の蝶々夫人にあわせたチャーミングさを出そうとしているが、矯角殺牛の感無きにしもあらず。