メンデルスゾーンの宗教音楽

メンデルスゾーンの宗教音楽
今回のメンデルスゾーンBOXは40CDであるが、そのうち先日のオラトリオ「聖パウロ」「エリア」が2CDづつなのだが、他に宗教音楽だけで8CDある。合計で12CDである。40CDのうち12CDである。
例えばバッハは職業がら宗教曲が多いのはあたりまえだし、リストは晩年に憧れの下級神父になった事からも宗教心が強かったので宗教曲が多いのはわかるが、ロマン派であるメンデルスゾーンにしては、かなり多い印象がある。
しかし思えばメンデルスゾーンユダヤ人であり、父の代でユダヤ教からプロテスタントに改宗している。それでも生涯メンデルスゾーンユダヤ人というだけで迫害を受けた。
この異様に多い宗教曲は、世間に対しことさら自分がキリスト教徒である、という必死のアピールをした結果なのかもしれない(彼自身は自分の宗教曲を、聴きに行くことはなかったらしい)なんか、複雑な気持ちになる。
で、1曲1曲について感想は書かないが、有名曲や気が付いた事があったら、書いてゆくつもり。