ハイドン 交響曲第25番~第29番

ハイドン
交響曲第25番(1989)
交響曲第26番「ラメンタチオーネ」(2000)
交響曲第27番(1989)
交響曲第28番(2000)
交響曲第29番(2000)
アダム・フィッシャー指揮 オーストリアハンガリーハイドン管弦楽団
25番は、第2楽章がメヌエットの3楽章形式が珍しいが、第1楽章の長めの美しいアダージョの序奏でバランスがとれている。

26番はハイドン初の短調交響曲かつ「シュトゥルム・ウント・ドラング期」の開始年に作曲されたとされる曲
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/09/25
この時期、交響曲の番号と作曲年は必ずしも順番通りではなく、次の「シュトゥルム・ウント・ドラング期」作品は39番ト短調まで待たなければならない。
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/10/23
第1楽章導入部は、ハイドンらしからぬ激烈なリズムにびっくりする。
この曲も3楽章形式、かつフィナーレがメヌエットという珍しい形。

27番は、第1楽章にモーツァルトの25番のシンコぺのリズムが出てきてちょっとびっくり。

28番は全体をスタッカート気味なリズムが支配し、29番は、激しさと優雅さの対比が際立ち、音階的なフレーズ等2作とも実験的な意欲作に聴こえる。


26番第1楽章