ハイドン 交響曲第34番~第37番

ハイドン
交響曲第34番
交響曲第35番
交響曲第36番
交響曲第37番
フィッシャー指揮 オーストリアハンガリーハイドン管弦楽団(2001)
34番はニ短調である。第1楽章の切々たるアダージョを聴けば、ハイドンの印象が覆る事請け合いである。
35番はシュトゥルム・ウント・ドラング期の作品で、全体にドラマティックで、モーツァルトベートーヴェンの先取り要素が随所にみられる。
36番、37番は調性は長調であるが、随所に短調的展開があり、実に陰影が深い作品群。いよいよハイドン交響曲も佳境か。
ちなみに、最近知ったがシュトゥルム・ウント・ドラング期は「疾風怒濤期」とも表現されているようだ。ハイドンのこの時期の曲のみのBOXセットもあるらしい。やはりハイドンの再評価が行われているのだな。

第34番