ハイドン 交響曲第76番~第78番

ハイドン
交響曲第76番
交響曲第77番
交響曲第78番
フィッシャー指揮 オーストリアハンガリーハイドン管弦楽団(1998)
いわゆる「イギリス交響曲」と言われている3曲である。ザロモン・セットでのイギリス訪問の前に、イギリスで演奏されるために書かれた3曲だが、結局それが実現されずに「イギリス交響曲」という名前(?)だけが残ったとの事。
つまりは、本格的に貴族向けから大衆向けへと、音楽の方向性が変わったことになる。
そういう先入観で聴くせいか、76番、77番は、浅いわけではないが語り口が平易になった気がする。いい意味で普遍的になってきたという事か。
78番は久々の短調交響曲で、大胆な音型もあり「ハイドンの短調」である。
ちなみにハイドンがこれらの作品を書いたのは、モーツァルトが後期6大交響曲を書き始めた頃にあたる。