懐かしいチャイコン

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
エミール・ギレリス(pf)
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団(1955)
世界文化社の「世界の名曲」シリーズについては、下記を始め何回か書いている。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20090615/p2
グリーグのピアノ協奏曲とのカップリングでギレリス+ライナーシカゴ響のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が収録されていた。
で、以前リヴィング・ステレオBOXを買った時、密かにこの録音であって欲しいと思っていたのだが、クライバーン+コンドラシンだった。
勿論、これも悪くないのだけれど、いつか「初めて聴いたチャイコン」をもう一度聴きたいと思っていた。今回、たまたま思い出したので買ってみる。
ライナーらしい、引き締まった音作りが実に気持ちいい。ギレリスも真っ向勝負のテクニシャンぶりで、標準盤として必要かつ充分な出来。位相が若干人工的かつ人為的なのが鼻に付かないではないが、それはリヴィング・ステレオの常なのでいたしかたないところか。