テイトの モーツァルト 交響曲第39番

モーツァルト 交響曲第39番
テイト指揮 イギリス室内管弦楽団(1985)
テイト指揮のモーツァルト交響曲全集であるが、小手調べではないが、まずは馴染みのある3大交響曲から聴く。
39番は、すっきりした透明感のある演奏が好みである。しかし、この演奏はゆっくり目のテンポのかなり堂々たるものだ。しかし小編成でもあるし、テイト独特の弦のブレンド感があまりに魅惑的で、第1楽章の序奏部を聴いた段階で一発で持って行かれてしまった。
この弦の美しさは、例えは間違っているかもしれないが、マントヴァーニ・オーケストラを聴いた時の気分に似ている。
39番は、ホグウッド盤が別世界的名演だが、このテイト盤も愛聴盤になるであろう。