テイトのモーツァルト交響曲全集 CD8

モーツァルト
交響曲第26番変ホ長調
交響曲第29番イ長調
交響曲第30番ニ長調
交響曲第28番イ長調
ジェフリー・テイト指揮 イギリス室内管弦楽団
CD8に収録されているのは、17、18歳の時の曲。
第26番は全体で9分程度の3楽章形式だが、先日の第22番同様
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2015/02/12
テイトは全楽章を続けて演奏している。第2楽章と第3楽章は拍子が違うので楽章の切れ間がわかるが、第1楽章と第2楽章はあまりに自然で、同じ楽章のように聴こえる。第1楽章の終わりに「帰結感」が無いせいだが、もしかしてモーツァルト自身も続けて演奏されることを想定していたかもしれない、と思わせる。
この頃になると、調性は長調でも、全体的に短調に聴こえるような曲が増えてくるが、この第26番もそうで、なかなかにドラマティック。