コンヴィチュニーの「ジークフリート」

ワーグナージークフリート
コンヴィチュニー指揮  コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団(1959)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート
ペーター・クライン(ミーメ)
ハンス・ホッター(さすらい人)
オタカール・クラウス(アルベリヒ)
ペーター・ロート=エーラング(ファフナー
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ
マルガ・ヘフゲン(エルダ)他
コンヴィチュニーは、テンポが遅めの指揮者、というイメージがあるが、指環ではけっこう速めの部分がある。この「ジークフリート」も、コンヴィチュニーがこんなテンポを取るんだ、とびっくりしたりする。
以前、朝比奈さんの「ジークフリート」で「軽快なテンポで楽しめた」と書いたが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20120220/1329685181
このオペラが、ある程度テンポが速い方が面白い、という事をコンヴィチュニーも良くわかっていたのだ(って生意気な書き方だな)
弱冠物足りないのがミーメのクラインで、ジークフリートに殺される前、心の声が聞こえていると気づかずにジークフリートを殺そうとする場面は、もっと下品に誇張しても良かったのでは?まあ、名手クーエンにこっちは慣れてしまているからかな。