ヤングの「ワルキューレ」

ワーグナーワルキューレ
シモーネ・ヤング指揮 ハンブルク州立歌劇場管弦楽団(2008)
ファルク・シュトルックマン(ヴォータン)
デボラ・ポラスキ(ブリュンヒルデ
スチュアート・スケルトン(ジークムント)
イヴォンヌ・ネフ(ジークリンデ)
ミハイル・ペトレンコ(フンディング)
ジャンヌ・ピランド(フリッカ)
ヘレン・クォン(ゲルヒルデ)、他
基本的な感想は「ラインの黄金」と変わらないのだが、ここまでしっとりとした「ワルキューレ」もなかなかに新鮮。ただし「ヴェルゼ!」の部分は、もっと切り込みが激しくても良かったのでは。
歌手陣は「ラインの黄金」から引き続き出演しているヴォータン以外は弱冠弱く感じるが、どうしてもブリュンヒルデ、ジークムント、ジークリンデには凄い歌手を期待してしまうせいかもしれない。そのヴォータンも、終盤力み過ぎで空回りの感あり。フンディングのペトレンコは悪役にしては美声に過ぎるか。