大阪都構想の報道への疑問

大阪都構想の報道への疑問
先日大阪都構想に対する住民投票が行われ、結果として反対派が勝ったわけだが。
個人的には、どちらに賛成という事はないのだが、気になった事があった。
実際には、賛成 49.4% 反対 50.2% で、賛成の人が半分ぐらいいるんだなあ、と素直に思ったのだが、ネットのニュースの見出しでは「反対多数」となっている。
確かに多数なのだけれど、これだけ見たら、賛成が少数だった・・・という印象を持ちかねない。そのニュースの詳細を見ると「「反対」が「賛成」を僅かに上回って」という書き方をしているので「嘘はついていませんよ」というつもりなのだろうが、心情的情報操作の感は否めない。
テレビなどでは、局によっては円グラフを使って表現しているので「賛成」と「反対」が拮抗しているのがよくわかるのだが、(家でとっている)新聞では「賛成」と「反対」の1万票以上の差の部分だけを報道して「これだけの差で「反対」が勝ったのだ」といわんばかりの報道で、パーセントとか円グラフとかは一切ない。
いやしくも公の報道機関であったら、きちんと公平な報道をすべきだとは思うが「大阪府」と「大阪市」の2重構造が無くなると損する人たちが圧力をかけたのか、と思ってしまう。