愛する演奏

愛する演奏
クラシックの曲を聴いていると、時折身がとろけそうな思いになり、しみじみと
「ああ、私はこの曲のこの演奏を愛しているのだなあ」
と感じる事がある。
それは、若い時に感動して、さんざん聴いてきた為に体に染みついている、ということもあろう。
で、いろいろと考えてみると、以下の演奏がそれに当たると思う。

ブルックナー 交響曲第9番 シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1961)オフィシャル盤
ブルックナー 交響曲第8番(改訂版) クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団(1963)オフィシャル盤
ブルックナー 交響曲第8番(ハース版) 朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団(1980)(東京カテドラルライブ)
ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付」 フルトヴェングラー指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1951)

ベートーヴェンの第3番「英雄」は僅差で「合唱付」より好きな曲なのだが「愛している演奏」となると挙がってこないのが自分でも意外だった。好き過ぎて演奏に対するハードルが上がってしまっているのかもしれない。
ブルックナーの3大交響曲のうち、7番が無いのは、好きな演奏はいくつかあるのだが「愛する演奏」となると「帯に短し襷に長し」という状況だ。