チェリビダッケのブルックナー テ・デウム

ブルックナー  テ・デウム
チェリビダッケ指揮 ミュンヘンフィルハーモニー合唱団(1982)
マーガレット・プライス:ソプラノ
クリステル・ボルヒェルス:コントラルト
クラーエス・H.アーンショー:テノール
カール・ヘルム:バス
ミュンヘン・バッハ合唱団員
エルマー・シュローター:オルガン
以前チェリビダッケ・エディションによるブルックナー交響曲集を買ったとき、同時に収録されていた「テ・デウム」を聴いたかどうだか記憶に無かった。ブログに感想も書いていないので聴いていなかったのだろう。以前にも書いたが、この曲はなんか内容が薄いような印象があって進んで聴いていなかった可能性がある。
ということで、聴いてみたらびっくりした。チェリビダッケ独特の遅いテンポの演奏の方が意味深く聴こえる。通常はテンポが遅いと音楽が成り立たなかったりするが、これは逆のパターンである。勿論、チェリビダッケ以外の百凡の指揮者が同様なテンポでやってもこうはいかないのかもしれないが。
この演奏によって「テ・デウム」に対する印象が全く変わってしまったのであった。