サンツォーニョの「スペードの女王」

チャイコフスキー  歌劇「スペードの女王」(伊語)
サンツォーニョ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1961)
アントニオ・アンナローロ:アルマーノ(ゲルマン)
レイラ・ジェンチェル:リーザ

マリアンナ・ラデフ:伯爵夫人
イーヴォ・ヴィンコ:トムスキー
セスト・ブルスカンティーニ:エレツキー
アドリアーナ・ラッツァリーニ:ポリーナ
イタリア語版のモノラルのライブ録音である。レイラ・ジェンチェルが主役ということで購入。
イタリア語でイタリアの指揮者でイタリア人の歌手が演じると、イタリア・オペラに聴こえる。これが、ドイツ語でドイツ人指揮者でドイツ人の歌手が演じたらドイツ・オペラに聴こえるであろう。チャイコフスキーの長所でも欠点でもあるが、彼の音楽はあまりにも普遍的すぎるのかもしれない。
歌手陣はジェンチェルをはじめ間然することろがないが、寡聞ながら知らなかったテノールのアンナローロがすごい。こんなテノールがいたのだ、とびっくりした。