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北大路欣也版「剣客商売」第4作

北大路欣也版「剣客商売」第4作
北大路欣也版の「剣客商売」第4作が、当地では遅れて放映されたものを録画して、やっと見た。これでやっと北大路欣也版の「剣客商売」を見ることができた。
「陽炎の男」と「嘘の皮」を一つの話にまとめているため、破たんや穴があるのはまあしょうがないとしよう。
問題は、ネット上でも叩かれている、杏と斎藤工である。
殺陣がひどいのはまだしも、杏は自分が「剣術が得意な武士の娘」ということをイメージできていない気がする。なので、単なる気の強い平民のねえちゃんにしか見えないのだ。
昔から好きな女優さんだったが、単に役に恵まれていただけなのか・・・等と思ってしまう。
斎藤工は茫洋とした雰囲気は大二郎に向いている気もするが、こちらも武士に見えない。
なぜだろう、とよくよく見ていたら、普段の立ち姿で「首」が前に出ているのだ。
また、食事の時も、飯をかっこむたびに首が前に出て飯を迎えに行っている。これは武士の所作ではない。
山田純大杉良太郎の息子)は四谷の弥七には若すぎる気がしてもったいない。とは言えもう42歳、時代劇の所作は完璧なので、10年若かったらこっちを大二郎にしたかった。
北大路欣也は小兵衛にしてはがたいが大きいと思っていたが、演技力なのか小柄な印象を与えるのはさすが。
おはるの貫地谷しほりは新しい当たり役になりそう。
田沼意次國村隼もgood
さて、最後に脚本に文句をつける。
原作では冒頭三冬が風呂に入っている最中に押し込みに入られ、彼らに裸をさらす事による恥じらいが、その後のストーリーの重要な伏線になっている。
しかし、ドラマでは美冬の就寝中に押し込みが入る。
杏には脱げとは言っているわけではない。しかし、せめて風呂上りの薄着とかで、それをさらす恥じらい、というシーンがあってしかるべきではなかったか。いやらしい意味ではなく、あくまで、ドラマとしての展開の必要性として、の話である。