タイム・トラベラーズ(原始怪人対未来怪人)1964

タイム・トラベラーズ(原始怪人対未来怪人)1964
以前どこかで書いたが、私が子供の頃は、土日の午後に洋画がよくテレビ放映されていた。
この映画は「原始怪人対未来怪人」のタイトルで何回かテレビ放映されているが、当時SF好きの子供だった私から見ても、本筋はたわいもないB級映画であった。

以下ネタバレ注意

しかし、絶対初回では気が付かない冒頭の重要な伏線、そしてその伏線によりストーリは冒頭へ返る。ここまではタイムトラベルもののSFの円環形式としてさして珍しくない。
しかしその後、フラッシュバックで映画の内容が繰り返され、その間隔が徐々に短くなり、最後は大宇宙の画面がドーンと出てきて the end というエンディングだけは、衝撃的だった。この部分だけとれば、かの名作「禁断の惑星」レベルと言える。
子供の頃から、その部分だけを印象深く覚えていて、いつかもう一度見たいとおもっていたのだが、昨年秋にDVD発売されたので買ってしまった。

で、わくわくしながらみてみると、たぶん今の目で見ているからだろうが、ここまでチープだったか??とびっくりした。昔を懐かし見たい人、もしくは過去のB級SF映画好きな人には勧められるが、一般的にはお勧めできないな。