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何回目かの、ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」「前奏曲」と「愛の死」のはしご

クラシック

ワーグナー・リハビリが必要になる、と書いたが、例えばクナの「指環」を聴くでもなく(笑)何年かに1度はやっているであろう「トリスタンとイゾルデ」「前奏曲」と「愛の死」のはしごをのべ4日に渡って続けてきたが、全然飽きないなあ(爆)
今回いろいろと思ったのだが「前奏曲」をけっこうゆったりしたテンポで最後までこってりと演奏するパターンが多いという事。例外はまず、カルロス・クライバーで、ゆったりと始まりながらも、クライマックスで激しいアッチェレランドがかかる。
クライバー演奏を聴くと、いつも最初は鮮烈な出だしにはっとさせられるが、この激しいアッチェレランドでがっかりしてしまう。だからといって、最初から最後まで遅いテンポだとけっこうもたれる。
クナッパーツブッシュは遅いテンポの指揮者と思われがちだが、そこそこ早めのテンポでアッチェレランドも程よくかかっているので、やはり一番安心して聴ける。
さらに、クナのミュンヘン・フィル盤が「愛の死」の内声部の装飾音的裏メロがくっきり前に出てきているのを聴いていて、他の指揮者はどうだろう、といつも思いながらも、聴き比べをする事もなかったのだが、今回は意識して聴いてみた。
もちろんミュンヘン・フィル盤の「愛の死」は、ソプラノ無しバージョンということもあるのだが、この内声部がちゃんと聴こえるのは、クナのミュンヘン・フィル盤だけであった。(つまり、ソプラノ入りのクナの他の録音でも、あまり聴こえてこなかった)
そういう意味でも、このクナのミュンヘン・フィル盤は貴重な録音だと言える。
で、このはしごの期間に、このクナのミュンヘン・フィル盤を最初、途中、そして締めくくりと、都合3回も聴いてしまったが、満足してはしごを終了できた。