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ベームの ワーグナー「ワルキューレ」

ワーグナーワルキューレ
ベーム指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1967)
ジークムント:ジェームズ・キング
ジークリンデ:レオニー・リザネク
フンディング:ゲルト・ニーンシュテット
ブリュンヒルデビルギット・ニルソン
ヴォータン:テオ・アダム
フリッカ:アンネリース・ブルマイスター
ゲルヒルデ:ダニカ・マステロヴィッツ
オルトリンデ:ヘルガ・デルネシュ
ヴァルトラウテ:ゲルトラウト・ホップ
シュヴェルトライテ:ジークリンデ・ワーグナー
ヘルムヴィーゲ:リアーネ・ジーネック
ジークルーネ:アンネリース・ブルマイスター
グリムゲルデ:エリーザベト・シェルテル
ロスヴァイセ:ソナ・ツェルヴェナ
バイロイト・BOXである。
大変鮮烈な演奏であり、歌手陣も悪くない。(まあニルソンとアダムは別として)なのにあまり感動しないのはなぜなんだろう、と思い始めて気が付いたのが、聴いてて時折「あれ?ここはこうだっけ」と思うことがあり、よくよく考えると「ああ、クナはこの部分がうねっていたのだ」という事に気づく。
さんざんクナの「指環」を聴いてきたから、この「うねり」が当たり前になって身にしみこんでいるのだ。だから、他の指揮者だと、なんか違和感があるんだろう。
しかし、うねっているからいい、とばかりも言えない。クナの演奏は、歌の旋律線がそのうねりの中にあまりに見事に溶け込んでいるために、歌としての旋律線としての印象がぼやけてしまう傾向にある。なので、実はクナの指環は、ファースト・チョイスとしては問題があるかもしれない。