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「ローエングリン」のおさらい

クラシック

最近、過去に聴いた「ローエングリン」を再度聴き直してみて、いろいろと感ずることがあった。
聴いたのは、
ネルソン指揮 バイロイト祝祭管弦楽団盤(1992)
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20090927/p3
クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団(1971)
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080718/p2
カイルベルト指揮 バイロイト祝祭管弦楽団盤(1953)
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20101217/p1
欠点がもっとも少ない、かつローエングリン役がホフマンという点から、標準盤として推すのにやぶさかでないネルソン盤であるが、今回気づいたのがメゾのオルトルート役のエリザベス・コネルがソプラノかつエルザ役のカラン・アームストロングと声質がよく似ているということ。映像で見る分には問題が無いが、音だけで聴くと区別がつかない箇所がある。この盤の欠点といえば欠点。
クーベリック盤は、改めて聴くとすべての箇所が魅力的な音作りで、指揮者観点から見るなら文句なくこの盤を推すのだが、やはり泣き節の主役のキングがひどい。ヤノヴィッツは圧倒的だ。
カイルベルト盤は、意外にも遅い部分がけっこう遅めだった。しかし、クナッパーツブッシュのように、それがスケールの大きさにつながるわけではなく、単に遅い演奏になってしまうところがカイルベルトの欠点といえば欠点。これはやはりバイロイトの名歌手の競演を楽しむ録音なのだろう。