クレンペラーのベートーヴェン「荘厳ミサ曲」

ベートーヴェン「荘厳ミサ曲」
クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1965)
エリザベート・ゼーダーシュトレーム:ソプラノ
マルガ・ヘフゲン:アルト
ワルデマール・クメント:テノール
マルッティ・タルヴェラ:バス
モーツァルトの宗教曲をあらかた聴いたので、次となるとやはりベートーヴェンであるが、実はこの「ミサ・ソレムニス」と言う曲を、なぜか今まで一度も聴いた事がなかった。なぜだかは自分でもわからないが。で、名盤とされているクレンペラー盤を買った。
しかしまあ、なんと巨大な音楽であろうか。宗教音楽とか、古典派とか、ロマン派とかの範疇に入りきらない音楽に感じる。
ネット情報で、以下のような文を見つけたのだが

フルトヴェングラーは、若い頃は「ミサ・ソレムニス」を何度か演奏したらしいが、その後全く手を着けなかった。それは「この曲の偉大さは充分わかっているのに、何度やっても思ったようにいかない。うまくできないのに、それを演奏するのは作曲家に対して申し訳ないから」という理由だったらしい。

なんか納得。

他の指揮者でも聴いてみたいと思ったが、前述の通りフルトヴェングラー盤は無い。クナッパーツブッシュもシューリヒトも無い。食指が動く指揮者がいない・・・・
しかし!手元にあるトスカニーニBOXには1953年の録音がある。この2種でとりあえずはいいかな。