フォーレの「レクイエム」とクリュイタンスの話

フォーレも一段落した、と言いながら、最後に「レクイエム」を聴くか、と聴き始めたらヘビロテになってしまった。本当にいい曲だ。
でクリュイタンスの話であるが。
クリュイタンスの1962年盤であるが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/06/30/042608
本当に初めてフォーレの「レクイエム」を聴いたのがこのクリュイタンス盤で、その後コボス等の清澄な演奏の方向に行ってしまったので、自分の中ではもう聴かなくていいかな、というスタンスになっていた。
しかし、久々に聴いてみると、ボリューム・コントロールやニュアンス付けが非常に細かく緻密になされており、それが全く無理もなく、嫌味もない。
厳密に言うと、宗教音楽としては若干やりすぎとは思うが、通常の音楽としては実に効果的で、まるでトスカニーニとシューリヒトのいいところを併せ持っているかのようだ。
クリュイタンスはベルギー出身でフランスで活躍したのだが、代表盤がベルリン・フィルとのベートーヴェン交響曲全集というのだから、通常のフランス系の指揮者とは一線を画すのだろう。なんか、いつかこの人も落ち着いてまとめて聴いてみたくなる。