「おんな城主 直虎」 直政にいずれ仕える人々

直虎は龍雲丸の愛を受け入れ、井伊家はいったんはつぶれる、という展開で政次ロスに浸る暇もない「おんな城主 直虎」であるが、一見、史実から外れているように見えて、例えばちょっと前に菅原大吉が演じた鈴木重時の遺児重好がちらっと顔を出した。彼は、将来直政に仕えることになる。また、直政の母の再婚相手で直政の養父となる松下清景も顔を出したが、彼も最終的に(子であった)直政に仕える。
以前、新野家の桜の嫁ぎ先庵原朝昌についても書いたが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/08/02/050735
このドラマではのちに直政に仕える人々を、今からきちんと顔出しをさせているのである。
(上記の記事でも「松下清景は後に井伊家の家老となる。今回顔出しがなかったが、ぜひどなたかに演じてもらいたい」と書いているが、予想どおりになったな)
実は荒唐無稽に見えて、しっかりと史実を拾ってゆく細やかな配慮のなされた脚本だっのだ。
ちなみに今回謎が深まった高瀬の嫁ぎ先も、今川、武田、徳川を経て井伊の筆頭家老となる川手良則なので、この人もいずれ顔出ししてほしいが、嫁ぐのが直虎の死の年。直虎が亡くなる直前に高瀬が嫁ぐ姿をみて安心して逝く、というパターンか?
しかし、政次をテーマにしたCDが出たりしているのに、視聴率が悪い悪いというのは、どこの世界の話なんだろうか。