「おんな城主 直虎」あれこれと石川数正の話

世間ではいろいろ言われているが、政次ロスを乗り越えて現在も大変面白く見ている。
六角精児が出てきて、さて何の役かと思っていたら、まさかの本多正信で、これは嬉しいサプライズ。
そもそも後に徳川四天王と言われるようになった井伊直政であるが、他の3人よりはるかに年下である。年下という事は家臣としては後発、さらに国衆上がり、ということで、そんな直政がなぜ徳川四天王にまでなれたのか、それを「おんな城主 直虎」は納得させてくれる展開になっている。
個人的には次回にせまった、菜々緒演ずる瀬名(筑前殿)と平埜生成演ずる信康の死が切ない。今まで小説やドラマでは筑前殿は今川の高慢な女性として描かれてきたが、今回は井伊の女性として別の描き方をされてきたからなおさらである。
武田への内通を疑われて信長の命により、ということなのだが、信長の命ということにして家康自身が信康を殺した、という説もある。(以前こんなことを書いた)
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20060915/p2
そこで、石川数正の話である。家康家臣であり、信康の後見人として実質信康に仕えていた数正は本能寺の変の3年後に突如秀吉の元へ出奔するが、その理由はいまだに定説が無い。
しかし、信康への思いが強く、たとえ信長の命とはいえ(家康の命ならなおさら)信康を殺した家康を許せなかったのではないか?
そう考えると「おんな城主 直虎」に登場する石川数正のセリフや演技も興味深く見れるというものだ。