デイヴィスの ベルリオーズ 歌劇「トロイアの人々」新盤

ベルリオーズ 歌劇「トロイアの人々」
コリン・デイヴィス指揮 ロンドン交響楽団(2000)
ロンドン・シンフォニー・コーラス
ベン・ヘップナー(T)
ピーター・マッテイ(Br)
ミシェル・デヤング(Ms)
ペトラ・ラング(Ms)
サラ・ミンガルド(A)

2000年から2003年にかけて行われた、デイヴィスとロンドン響によるベルリオーズ生誕200周年記念演奏会シリーズにおける演奏会形式のライブ録音で、4日にわたって収録されている。
約30年後の演奏という事で演奏は精緻さを増しているが、その分1969年盤にあったあられもない激しさは若干影をひそめた感がある。
一般的には、ファースト・インパクトの強い1969年盤を名盤とするであろうが、個人的には1969年盤が激しすぎる部分が気になっていたので、音も良さもあるしこちらをとりたいのだが、うーん、難しいな。
歌手陣では、ピーター・マッテイの伸びやかな声が印象深い、また個人的に気に入っていたサラ・ミンガルドが、ディドの妹のアンナをうたっているのがうれしい。