クリュイタンスのワーグナー管弦楽曲(モノラル)

ワーグナー
ジークフリートの牧歌」
ジークフリート」より森のささやき
「神々の黄昏」よりジークフリートのラインへの旅
「神々の黄昏」より葬送行進曲
クリュイタンス指揮 パリ・オペラ座管弦楽団(1958)
クリュイタンス・コレクション(モノラル)である。先日のワーグナーのステレオが前奏曲、序曲だったのに対して、こちらは「ニーベルングの指輪」関連である。「ジークフリートの牧歌」は厳密に言うと「指環」の曲ではない。どうも、ジークフリートの生涯をテーマにした選曲らしい。
演奏は、クナッパーツブッシュばりのうねりとフルトヴェングラーばりのテンポ変化が同居し、かつ明るく豊かな色彩に溢れている、というとんでもない演奏である。昨日の管弦楽もそうだったが、こんなワーグナーは聴いた事がなかった。これはオペラも楽しみだ。
しかし、音は抜群にいいのだが、昨日のワーグナー管弦楽(ステレオ)のたった1年前、かつ1958年なのに、なんでモノラルなんだろう。