クリュイタンスのビゼー「真珠採り」

ビゼー「真珠採り」(モノラル)
クリュイタンス指揮 パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団&合唱団(1954)
レイラ/マルタ・アンジェリーチ
ナディール/アンリ・ルゲイ
ズルガ/ミシェル・ダンス
ヌーラバット/ルイ・ノグェラ

クリュイタンス・コレクションである。
以前にも書いたが、当時のフランスのエキゾチシズムとはいえ、セイロン島を舞台としたこのオペラは是非とも聴いてみたかったが、クリュイタンス・コレクションのおかげで聴くことができた。初演時ベルリオーズが高く評価したという作品。
あらすじは、特に複雑ではないのでウィキペディアでもよくわかる。
音楽的にはやはり「カルメン」の雰囲気で特にインドやセイロンっぽいわけではないが、とにかく美しい。聴き覚えがある曲があると思ったら、アルフレッド・ハウゼのムード音楽「真珠採りのタンゴ」の元曲「耳に残るは君の歌声」が含まれていることをすっかり忘れていた。